project for circular economy 長野と東京が連携した「グリーン・コンポジット・ヒルズ by hide k 1896」。日本の素材、技術、芸術、教育、再生が複合した『サーキュラーエコノミー構築プロジェクト』
materials hide k 1896 composite textile 人工繊維(カーボン・グラス・アラミド など)および天然繊維(麻・綿・絹 など)と環境調和型のプラスチックが複合した柔らかい複合材“コンポジット・テキスタイル”

message from chair person

“人がつくりだした素材は、人の手によって自然に戻さなくてはならない”われわれ人類が地球で生活していく中で、基本的であるべき概念である。世界は、産業革命以降、先進国中心にとても便利で快適な生活を手に入れることができた。

      “素材”に目を向けてみると第二次世界大戦中に鉄やアルミなどの素材が軍事利用で貴重になった為、プラスチックの需要が世界的に増加し終戦後、安価で製造でき便利なプラスチックは世界中の市場に急速に拡大しわれわれの生活の質は大きく向上した。

      しかし、われわれ人類は自然への配慮を怠ってしまった。リサイクルスキームの未構築の為海や川へのプラスチックの不法投棄....経済の発展によるCO2の増加....その結果、地球環境は未曾有の危機に陥っている。

      われわれ「hide kasuga グループ」は“価値の創造と再生”をコンセプトに人工素材を開発する時点でリサイクルの技術やスキームを構築。このコンセプトからマテリアルブランド「BLANC BIJOU PARIS」「hide k 1896」を生み出し世界市場にリリースしてきた。

      「Green Composite Hills」はマテリアルブランド「hide k 1896」を軸に素材・製品・消費者・再生が循環する「サーキュラーエコノミー」構築プロジェクトである。

      「Green Composite Hills by hide k 1896」では人工繊維および天然繊維と環境調和型のプラスチックが複合した柔らかい複合材“コンポジット・テキスタイル”を軸に最終製品メーカー、そしてマーケットと連動して“トレーサビリティ”を構築、同時に複合材の分離技術の確立を進め、循環(サーキュレーション)の仕組みの構築を目指す。

      「Green Composite Hills by hide k 1896」を通して“研究・開発”と“市場”が連携を図り“素材の循環”を目標に日本の様々な産業が一つになれる機会を創出したい。

      150年前の江戸時代の日本は世界でトップレベルの環境先進国(循環型社会)であった。そして、20世紀には科学技術立国となった。

      日本には、サーキュラーエコノミーを構築する為に必要な“習慣”“教育”そして“技術”がある。

      世界が危機的状況の今、日本がサーキュラーエコノミーを社会実装し世界をリードできる存在になれると確信している。

      Green Composite Hills by hide k 1896 主宰 春日 秀之

press release