about hide kasuga LABO

信州大学国際科学イノベーションセンター

hide kasuga LABO

380-8553 長野県長野市若里4-17-1
信州大学 国際科学イノベーションセンター 502号室

シーズとニーズの融合
hide kasuga LABOは社会の変化や市場のニーズを踏まえて、スピード感を持って研究および開発を実施する研究機関です。hide kasuga LABOには様々な分野のトップ研究者が集結し、基礎研究から適用開発まで行っています。

hide kasuga LABO所長
春日 秀之

主な研究テーマ

サーキュラーエコノミーの構築 / 機能と感性の融合

members & partners

director 所長

春日 秀之

Dr. Hideyuki KASUGA

博士(工学)

早稲田大学 理工学術院総合研究所
客員講師・客員研究員

deputy director 副所長

樽田 誠一

Dr. Seiichi TARUTA

博士(工学)

信州大学 工学部 副学部長
信州大学 工学部 物質化学科 教授

technical adovisor 技術顧問

堂免 一成

Dr. Kazunari DOMEN

博士(理学)

信州大学 特別特任教授
東京大学 特別教授

阿部 竜

Dr. Ryu ABE

博士(理学)

京都大学大学院 工学研究科
物質エネルギー化学専攻 教授

高西 淳夫

Dr. Atsuo TAKANISHI

博士(工学)

早稲田大学 理工学術院 教授

手嶋 勝弥

Dr. Katsuya TESHIMA

博士(工学)

信州大学 先鋭領域融合研究群
先鋭材料研究所 所長

比企 直樹

Naoki HIKI, M.D., Ph.D.

博士(医学)

北里大学医学部上部消化管外科学
主任教授

アレッサンドロ ビアモンティ

Alessandro BIAMONTI

PhD in Industrial Design
and Multimedia Communication

ミラノ工科大学デザイン学部教授

patent

patent number 特許番号

特許第6612001号


title of invention 発明の名称

フッ素樹脂焼成体の生産方法、フッ素樹脂焼成体、フッ素樹脂ディスパージョンの生産方法、焼成体の生産方法、フッ素樹脂ディスパージョン、及び焼成体 


inventor 発明者

春日 秀之 Dr. Hideyuki KASUGA


background to the invention 発明するに至った経緯

私はもともと、資源と環境をテーマとした研究開発に従事してきた。
私の家業は、プラスチックの王様といわれている、フルオロポリマー(PTFE)の成形加工を半世紀に渡り行っている。
蛍石からつくられる貴重な人工素材、工場では切削加工されることで、最先端工業部品がつくられる際に、大量のPTFE屑が発生する。
廃棄物となったPTFE屑は、通常のプラスチックのように再生形することができないため、埋立廃棄されている。


concept of invention 発明コンセプト

十分な強度を持ったPTFEが再成形できない原因が、起爆剤となるウィスカーと呼ばれる繊維状のものがないことであることを突き止めた。そこで、作り方の違うウィスカーの集合体をもった“PTFEディスパージョン”を添加することを閃いた。
この発想は、“蕎麦の配合”からひらめいた。
蕎麦の麺は蕎麦粉だけでは十分な強度が出ないため、“つなぎ”として粘り気がある小麦粉をいれている。

PTFE material recycle scheme PTFEマテリアルリサイクルスキーム